2023.09.01スペシャル対談:大先輩に訊く(株式会社竹中工務店OB)

三好さんは福岡県出身、汐川さんは北海道出身。別々の地で育ったお二人は竹中工務店東京配属時代にお知り合いになったとのこと。共通の趣味もあり終始リラックスした雰囲気でお話ししてくださいました!

長年建設業に携わってこられたレジェンドのお二人にお話をお伺いしました!

——建設業に就いた経緯を教えてください。

三好
大学進学を考えていたんだけど普通科高校には落ちちゃって。工業高校の建築科を受験し、そのまま竹中工務店に入社することになっちゃった(笑)
汐川
小さい頃から大工さんのお手伝いをしたり、身近にそういった環境があり工業高校へ進学。学校推薦で竹中工務店へ入社しました。

——どんな時にやりがいを感じられましたか?あるいは建設業の魅力を教えてください!

三好
一つの図面…構造図、意匠図、設備図それぞれの担当者と一緒に図面通りに組み立てていく。そのときに「物自体」を考えながら色々と提案できる、工夫ができること。ひとつの「作品」に参加できているという気持ちになれることが面白い。
汐川
「無」から「有」をつくる。何もないところから形を作って、完成した喜びが良い。それはやった人じゃないとなかなか味わえない。出来上がるまでに嫌なこともあれば嬉しいこともあり、それが全て濃縮されたのが完成品。その時の達成感を楽しみに一生懸命やっている感じです。
三好秀實さん

長野県茅野市 南八ヶ岳の赤岳鉱泉(標高2,220m)冬は人工氷瀑でのアイスクライミングを楽しめます!

——リサイクルや環境問題については社会全体で取り組まれていますが、現役の時と今ではどのように変化していますか?

汐川
今は現場にリサイクルの施設がちゃんとできてるね、昔はごみ置き場にひとくくりだよ(笑)
三好
昔はね。分別とかもなく。ただ産廃の業者さんがある程度分けてたんじゃないかな。図面だとか一緒くたにどんどん捨ててたわけ。そうすると山の中に「竹中工務店」って書いてある図面が捨ててある!って苦情がきちゃうわけですよ。
汐川
不法投棄が頻繁になってきてからですよ。どこに捨てられるか分からないから責任持たせるために業者を決めて…という風にだんだん変わってきた。
三好
変わってきたねぇ。
汐川
昔はマニフェストなんかなかったんですよ。台数だけ書いて終わり(笑)
三好
今では考えられないよね(笑)どこに捨てたか分かんないもんね。そこから色々整備されてきたけど、今やってるよりももっと荒っぽい世界だったなぁ。
汐川
最初の頃は最終処分場まで一緒にトラックに乗って確認しに行ったり…
三好
そのうち地域限定されて、東京から千葉へ持って行くことができなくなっちゃった。変化がだいぶあるね。
汐川
規制がどんどんかかってリサイクルをしなきゃいけないという風潮に変わってきたんだね。
汐川和美さん

㈱竹中工務店OB。現在技術部長を務める。好きな言葉は「艱難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む」

——わが社の環境事業部の取り組みについてどういったお考えをお持ちですか?

汐川
リサイクルしていこうとするとそれだけ手間暇かけてやらなきゃできない。100%やろうと思えば、それこそ倍以上のお金をかけてやるしかないと思う。資源がもう無限じゃないから、現場現場でとりあえずリサイクル率を上げなきゃ。でも現場はよくわかってないんですよ、まだそういうのを。そういった管理に有明興業が入っていく。数値的なね。リサイクルして何回も循環していくっていうのがこれからの話だと思うからさ、多少お金がかかっても企業イメージとしてはいいわけですよ。近隣に対しても、お客さんに対してもいいし…ということをもっと現場にアピールする必要性がある。「うちに任せればこれだけ利益率も上がるんですよ!」って。

——都市開発の若き社員たちにメッセージを!

汐川
人を育てるっていうのは大変なこと。やっぱりコミュニケーションだと思うんですよ。一声かけただけでやる気が出たなら、こんな安上がりなことはない。若手社員も分からないことがあれば一言「教えて」って聞けばいいんですよ。
三好
もちろん自分の仕事には夢中になってもらいたい。でも業務が解体、環境と多岐に渡るわけだから、お互いこれらの一部でも理解する必要があると思う。解体(環境)にすぐ移って実戦部隊で働けるかと言われたときに「分かりません」じゃまずいし、「俺に任せろ!」ってぐらいの気持ちが持てるように勉強してねって僕は思ってる。状況が変わったときにすぐ対応できるよう自分も普段から努力しときなさいよ。と。それは社員として必要じゃないかな。
汐川
やれって言ったってなかなかできるものじゃないから。そういう機会をぜひ作ってあげることも大事なんじゃないかな。

——お話を聞かせていただきありがとうございました!